筑波大バレー・山口拓海、2番手だったリベロが7年ぶりのインカレ優勝を引き寄せる

引用元:4years.
筑波大バレー・山口拓海、2番手だったリベロが7年ぶりのインカレ優勝を引き寄せる

全日本インカレ5日目の11月30日、男女の準決勝4試合が大田区総合体育館で開催された。男子の第1試合は3連覇を狙う早稲田大が3-1で中央大に勝利。第2試合は筑波大が3-2で東海大に競り勝ち、2年ぶりとなる決勝進出を決めた。

一般受験であこがれの筑波へ、2番手に甘んじた日々

第2試合はまさに死闘と呼ぶにふさわしい大熱戦だった。

筑波大と東海大は昨年の準々決勝と同カード。そのときはフルセットの末、東海大が勝利した。筑波大にとってはリベンジを誓う機会であり、中でも「打倒東海」の思いを強く抱いていたのがリベロの山口拓海(4年、高崎)だ。「去年の全日本インカレだけでなく、今年の春秋リーグでも一回も勝てなかった。だから『東海に何としても勝ちたい』という思いは強くありました」

高崎高在学時から「筑波でバレーがやりたい」と望み、推薦ではなく一般受験で筑波大に進学。バレーボール部の門をたたいた。練習や規律は厳しかったが、一つ上に同じ高崎高の先輩である樋口裕希(現・堺ブレイザーズ)や渡辺慎太郎(現・東レアローズ)がいたこともあり、「大変でもこれが筑波のバレー部だと話も聞いてたし、きつくても苦になることはなかった」と振り返る。

同学年には同じリベロの高橋結人(4年、福井工大福井)がいて、入学時の力や経験値は高橋の方が圧倒的に上。1年生のときから試合出場の機会もつかんだ高橋に対し、山口はユニフォームを着ることもできない。最初は「結人の方がうまいからしかたない」と思っていた。

そんな山口に転機になったのが、2年生のときの全日本インカレだ。準決勝で石川祐希(現パッラヴォーロ・パドヴァ)らがいた中央大と死闘を繰り広げた末、筑波大は決勝進出を果たした。そのコートに高橋がいて、自分はベンチにいるだけで出番がないまま。「めちゃくちゃいい試合だったのに、そこに出ることすらできないのが悔しくて。チームが勝って決勝にいけたのはうれしかったけど、それ以上に悔しさがありました」と当時を振り返る。

時間さえあれば練習する高橋に負けぬよう、山口も必死で練習を積んだ。その成果は少しずつ現れ、3年生のときにはサーブレシーブ時は高橋、自チームのサーブ時は山口が交代でコートに入り、今季は山口がメインで試合に出場する機会が増えた。

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