バレー福澤達哉、海外で新たな気付き 寄せ集め集団を「強い組織」に変えるプロセスとは

引用元:REAL SPORTS
バレー福澤達哉、海外で新たな気付き 寄せ集め集団を「強い組織」に変えるプロセスとは

今シーズン、フランスのパリ・バレーでプレーした福澤達哉。残念ながら新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けタイトルを獲得するチャンスは逃したが、日本とはまた違った緊張感のある日々を過ごした。フランスリーグには外国人枠がなく、数カ国の選手が集まり、文化的背景や考え方が異なる集団をまとめる難しさにも直面したという。4年前にブラジルで価値観が変わり、今回のフランスでもまた大きな気づきがあった。彼が感じた日本と海外の違いとは?

(文=米虫紀子、写真=Getty Images)

1つの勝敗が順位に大きく影響するプレッシャー

――2019-20シーズンは、パナソニックパンサーズからレンタル移籍のような形でフランスリーグに参戦。新型コロナウイルス感染拡大の影響でリーグはシーズン終盤に中止となってしまいましたが、今季フランスリーグのパリ・バレーでプレーして感じたことはどのようなことでしょうか?

福澤:フランスリーグは、自分が想像していた以上にレベルが高くて、1位のチームから14位のチームまで全チームの力が拮抗していました。普通に13位のチームが1位のチームに勝ったりするんですよ。だから本当に毎試合、プレッシャーがかかる。1戦落としたら、順位が1つ2つ落ちたりする状況がリーグ終盤まで続いていたので。それは日本のVリーグにいると味わえなかったものなのかなと思います。そういう中で、チームに合流してからのほぼ全試合にスタメンで出られたのは、大きな収穫でした。

 プレーヤーの安定感という面では、イタリアやポーランドのリーグでやっている選手に比べると少し落ちるのかなという印象はありましたが、持っているポテンシャルは何ら遜色ない選手がたくさん集まっているので、すごく楽しかったですね。

――海外でのプレーを選んだ理由について、出発前に、「一アスリートとして、自分の限界がどこにあるのか、海外でどこまで勝負できるのか見てみたい」とおっしゃっていました。そのあたり、手応えや見えたものはありましたか?

福澤:うーん、レギュラーラウンドの最後の2戦を残してリーグが中止になってしまったので……。僕らはその2戦の結果次第でプレーオフに進めるか進めないか、というラインにいたんです。それに、フレンチカップというカップ戦も、セミファイナル、ファイナルが残っていて、タイトルを取るチャンスがありました。そういう、勝たなきゃいけない本当に重要な場面で勝ち切ることが、僕にとっては大事なポイントだったのかなと思うので……。

タイトルとURLをコピーしました