◆全日本バレーボール高校選手権▽女子1回戦 富山第一2―1増穂商(5日・東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)
女子で2年ぶり31度目出場の増穂商(山梨)は、開会式直後の1回戦で富山第一(富山)に1―2の逆転負けを喫し、2012年以来8年ぶりの初戦突破はならなかった。
エースで主将のアウトサイドヒッター(OH)小沢茉奈(3年)を中心に、レフトからブラジル出身の2年生OHガレリアノ フェルナンダ、ライトからはOH上野まどか(3年)が要所で力強いスパイクを決め、得点を重ねた。
第1セット(S)を先取も、第2Sをジュースの末に落とすと、最終第3Sも13点を先取してコートチェンジした後に逆転負け。富山第一には春高が1月開催になった11年以降、14年、17年に続いて3戦全敗となってしまった。
小沢主将は「自分たちは1S目を取ると、気が緩んで2S目の出だしからリードされることが多かった。きょうもそうだったので、まだまだダメでした」と反省。それでも第2Sのタイムアウトでは「決めきるから、レシーブ持ってきて! 諦めないで強気でいこう」とチームを鼓舞。最後まで粘り強く戦った。
辻智之監督(53)は、「向こうがいっぱいミスしてくれたのに、こちらがそれ以上にミスしてしまった。見ている人たちはハラハラ、ドキドキだったでしょうが、勝ってもおかしくない試合でしたね」と悔やんだが、「小沢は主将としてよく頑張ってくれたし、子供たちは正々堂々と戦った。誇りに思います」と、選手たちをねぎらった。
今春から市川、峡南と統合して新設校の「青洲」になる。女子バレーボール部は、県の強化指定校になっていることもあり、現在の1年生が卒業する21年度までは増穂商として大会に出場できるが、同校生徒の全学年がそろうのは最後となった。小沢主将は「勝って終わりたかったですけど、自分たちができるプレーは全力でやれたと思う。全国での悔しい経験を無駄にせず、次のチームにはどんどん上に行ってほしい」と、後輩たちに思いを託した。
上野は「後半は決められたが、もっと自分が前半から決めていれば楽な試合展開になったと思う。(学校の)名前が変わっても、粘り負けない、チーム一丸となって頑張る増穂商の伝統は、次に(青洲に)入ってくる子たちにも伝えていってほしい」と話した。
次期エースとして期待がかかるフェルナンダは「もっとジャンプ力をつけて、相手の上から打てるようになりたい。ピンチで決められる選手になりたい。自分のことを信じて、声を掛けてくれた3年生には感謝しかありません。自分たちが中心になって下級生を引っ張り、3年生に恩返しできるように上を目指したい」と、言葉に力を込めた。
報知新聞社
【春高バレー】春から「青洲」の増穂商、逆転負けで8年ぶり初戦突破ならず
バレーボールニュース引用元:スポーツ報知

