◆全日本バレーボール高校選手権▽男子2回戦 大村工2―0日本航空(6日・東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)
男子で18年連続18度目出場の日本航空(山梨)は、大村工(長崎)にストレート負けを喫し、3年ぶりの初戦敗退となった。
主将の上村琉乃介、エドックポロ・ケナン、石原翔の3年生トリオを中心に、持ち味の多彩な攻撃を展開。しかし、優勝経験もある大村工の拾ってつなぐ粘り強い守備に阻まれ、なかなか主導権を握れなかった。
月岡裕二監督(51)は「大村工は、ウチがずっとお手本にしてきたチーム。一つのボールへの執着心の差が出た。相手ながら、あっぱれ。本当に尊敬に値するチーム」と脱帽。大村工は、日本航空の強烈なスパイクにレシーブが乱れ、ベンチの方まで行ったボールも懸命に拾い、逆にポイントにしてしまう場面もあった。指揮官は「ファインプレーに見えるが、彼らにとっては普通で、日頃から積み重ねたワンプレーなのだと思う。1、2年生はこの経験を生かしてほしい」と話した。
要所でバックアタックを決めるなど、エースの活躍を見せた上村主将だが「大事なところでもっと自分が決められていれば。チームとして、課題のサーブレシーブの練習がまだ足りなかったと思う。後輩たちには、この負けをいい経験にして、また全国の舞台で最大限のパワーを発揮し、借りを返してほしい」と思いを託した。
ナイジェリア人の父を持つケナンは、力強いスパイクや、サービスエースなどで見せ場を作った。「やりきれたという気持ちはある」としながらも、「相手はコンビが多く、ブロックでなかなか捕まえられずに苦しかった」と唇をかんだ。後輩たちには「自分や上村、石原と攻撃の選手が一気に抜けるので、レシーブをしっかりして、つないで、決めるチャンスを増やしてリベンジしてほしい」と期待した。
3年生でレギュラーをつかんだ山梨出身の石原は、得意の移動攻撃などで得点を重ねた。「思い返してみると、つらいこともあったが、終わってみればあっという間だった。濃い3年間だったと思う」と振り返った。卒業後は駒大でバレーを続ける。上村主将が同じ関東大学1部リーグの東京学芸大に進むため、「仲間と次のステージではライバルとして試合ができるのは楽しみ」と心待ちにした。
1年生ながらレギュラーとして春高デビューを果たした前嶋悠仁は「3年生には、本当にありがとうございましたという感謝の気持ちです。これからは自分がエースになって、チームを引っ張る気持ちでやっていきたい」と、バトンを受け取った。
報知新聞社
【春高バレー】日本航空、3年ぶり初戦敗退「ボールへの執着心の差」
バレーボールニュース引用元:スポーツ報知

