◆バレーボール 全日本高校選手権第3日 ▽女子準々決勝 古川学園2―0八王子実践(7日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)
男女の3回戦と準々決勝が行われた。女子の古川学園(宮城)が準優勝した2010年度の第63回大会以来9大会ぶりの4強入りを決めた。八王子実践(東京)との準々決勝では、野呂桃花(2年)が11得点で活躍した。チーム最多17得点のバルデス・メリーサ(2年)との“共闘”で勝利に導いた。男子は昨夏の全国高校総体準優勝の東北(宮城)、不来方(岩手)ともに3回戦で敗れた。準決勝は11日に行われる。
応援席へあいさつに行った後、古川学園の選手たちはうれし涙を流しながらみんなで抱き合い、喜びを分かち合った。3回戦で三重、準々決勝で八王子実践にいずれもストレート勝ちし、9大会ぶりの準決勝進出。岡崎典生監督が「8強からは気持ちの戦い。引いたら負け」と話した準々決勝で輝いたのは、2年生アタッカーの野呂だ。
「3年生を(準決勝から使用する)センターコートに連れて行くと話していた。かなえられてうれしい」と笑顔を見せた。17得点のメリーサに次ぐ11得点と、絶対的エースと“共闘”した。「メリーサは打つ選手。自分たちが拾ったりとカバーしながら決めてくれた。メリーサは(打つ動作が)ゆっくりだけど自分たちは速い。相手のブロックもずれたんじゃないかなと思う」。メリーサ任せではなく、互いに生かし合った。指揮官も「メリーサに的を絞らせずに戦えた」と、野呂ら日本人選手の頑張りを評価した。
頭脳プレーで得点を重ねた。身長168センチとアタッカーでは小柄な部類に入る。「普通に打ったらだめ。いかにブロックを利用していくか」。相手の動きに合わせて、わざとブロックに当てたり、空いたコースを狙ったりと工夫しながらスパイクを打ち続けた。選手たちは右手にはチーム全体で意識する「声」の文字を書き、左手には個人的に意識することを書いている。野呂の左手には「視野広く!」。文字通りに状況を考慮しながら、巧みなプレーをみせた。
共栄学園(東京)との準決勝(11日)へ、岡崎監督は「気持ちの切れたほうが負け」と気を引き締めて臨むと宣言。野呂も「しっかり対策を取りながら準備したい」と意気込んだ。センターコートでも、白星をつかむ。(有吉 広紀)
◆チーム最多17点メリーサ 〇…苦手なフェイントプレーなどを駆使し、チーム最多17点を奪ったメリーサは「どこでフェイントを入れるか練習をしっかりした」と満足げな表情。チームを盛り上げるために、得点する度にガッツポーズを作ったムードメーカーは「チームはいい雰囲気。ベスト4に入ったので、あとは日本一。絶対に勝てると思う」と、頂点を見据えた。
報知新聞社
古川学園、野呂&メリーサで9大会ぶり4強
バレーボールニュース引用元:スポーツ報知

