男子バレーボール・V2ヴォレアス北海道のエース古田史郎主将(32)は2017年の3部参戦以来、大黒柱としてチームをけん引。今季は「超戦」をスローガンに掲げ2位となり入れ替え戦進出を決めたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、入れ替え戦は中止。チームはV2残留となった。これまで何度も逆境に立ち向かってきた古田が、子どもたちに前向き思考で新型コロナに「超戦」することを呼びかけた。(取材・小林 聖孝)
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新型コロナ感染拡大による長期休校、部活動自粛が続いています。スポーツでも勉強でも、好きなことができないというのはストレスもたまるでしょうが、辛いのは一人だけではなく、みんなも同じ。再開できる日は、必ず来ると信じましょう。自分がもっと良くなる、成長できる機会と前向きにとらえ、再開した時に、飛躍につなげれらるような準備を、積み重ねてもらいたいと思います。
自分のバレーボール人生を振り返っても、順調な時期より困難、逆境に苦しんだ時期の方が圧倒的に多かったと思います。今季、チームは「超戦」をスローガンに戦い、V1に昇格できるチャンスをつかみましたが、Vリーグ機構から一方的に入れ替え戦の中止とV2残留が発表され、チーム全員がショックを受けました。
しかし自分は、逆境でも「困難を前向きに受け入れる」という意識を持ち続けています。いい時も悪い時も『今は今しかない』―。たとえ厳しい状況でも、努力や勉強を怠る理由にはならないと思います。むしろ、厳しい状況だからこそ熟慮しながら自分の引き出しを増やし、引き出しの中身を充実させる機会にもなると思います。前向きになるのは、やりたい事を見つけるのが一番。自分は、それがバレーボールでした。
感染が広がる中、子どもたちには、病気に負けない体力をつけてほしい。そのためには食事、運動、睡眠など規則正しい生活が必要。バレーボールなど、今はチーム練習も厳しいと思いますが、個人で体幹トレなどを継続してほしい。今後、私も仲間と一緒にチームの現状や、在宅での練習方法などオンラインでの情報発信を積極的に進め、子どもたちを元気付けたい。
ヴォレアスの選手、スタッフは誰一人として、V1昇格の目標をあきらめていません。新型コロナにも、みなさんと力を合わせて克服し、また一緒に笑顔になれる日を実現したいと思います。(ヴォレアス北海道主将)
◆古田 史郎(ふるた・しろう) 1988年1月29日、函館市生まれ。32歳。バレーは小学3年から。函館大有斗高で全日本高校選抜入り、法大1年でアジアジュニア選手権準優勝。在学中の2009年に全日本入りし、同年グランドチャンピオンズカップ銅メダル。東レ、ジェイテクトでプレー後、17年6月にヴォレアス北海道入団。190センチ、80キロ。最高到達点360センチ。ポジションはウィングスパイカー。
報知新聞社
【Vリーグ】北海道・古田史郎、コロナ逆境でも「今は今しかない」前向き思考
バレーボールニュース引用元:スポーツ報知

