愛芽世の集大成!姉・藍梨卒業後の金蘭会、史上3校目の3連覇へ/春高バレー

愛芽世の集大成!姉・藍梨卒業後の金蘭会、史上3校目の3連覇へ/春高バレー

 ジャパネット杯「春の高校バレー」第72回全日本バレーボール高等学校選手権は5日、東京・調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕する。4日には男女計104の出場校が会場に集結、開会式のリハーサルなどが行われた。女子で3連覇を目指す金蘭会(大阪第1)は主将の宮部愛芽世(あめぜ、3年)が活躍を誓った。男子の駿台学園(東京第2)は伊藤吏玖(りく、3年)を中心に3大会ぶりの頂点を目指す。

 宮部が、高校最後の大舞台への思いを表した。

 「インターハイ(全国高校総体)、国体と力を出せずに終わったので、悔いは残したくない。力を最大限に発揮して楽しみたい」

 3歳上で、高校時代に日本代表入りした姉、藍梨(あいり)と入れ替わりで金蘭会高に入学。ナイジェリア人の父を持ち、優れた身体能力で最高到達点は3メートル9。春高では1年時からエースとして活躍し、2年連続で優勝に貢献した。だが主将となった今季は7月の全国高校総体で16強、単独チームで臨んだ10月の茨城国体は8強止まり。「個々のプレーでは劣っていないけど、一丸になって戦う姿勢を作れなかった」と、主将の仕事を全うできなかったことを反省する。

 今大会へ向けて「なんで勝ちたいのかを話し合う機会を設けるようにした」と、選手同士が気持ちを理解しあえるように取り組んできたという。

 7月には世界ジュニア選手権(U-20、メキシコ)の日本代表として日本の初優勝に貢献。1歳上の石川真佑(東レ)らVリーグ選手主体のチームは「私にすれば“ドリームチーム”。1カ月間、練習や生活を一緒にできて楽しかった。控え選手の気持ちや、途中で入るつらさも分かった」と、貴重な経験を得た。

 一緒に戦った石川は直後のW杯でシニア日本代表に選ばれ活躍。その姿をテレビ観戦し、「メンバーに入るだけでもすごいのに…」と感動した。同時に「身近な人が活躍したことで、自分も頑張ればあそこに届くと感じられた」。自身が代表で戦う姿が、おぼろげながら見えてきたという。

 「そのためには今を頑張らないと。目の前のボールに食らいつき、目の前の試合を一生懸命戦う意識で」。一戦一戦を積み重ねた先に3連覇がある。

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