スポーツ界「toto助成金ゼロ」危機! 収益の4分の3はスポーツ振興に使われるが…Jリーグ再開メド立たず販売休止中

引用元:夕刊フジ
スポーツ界「toto助成金ゼロ」危機! 収益の4分の3はスポーツ振興に使われるが…Jリーグ再開メド立たず販売休止中

 Jリーグの再開を待ちわびているのは、何もサッカー関係者だけではない。今季Jリーグが再開できるか否か、それが日本スポーツ界の浮沈の鍵を握っているといっていい。

 平成13年度に鳴り物入りで販売が始まった「toto(トト・サッカーくじ)」の存在がある。平成25年度からは5年連続で毎年の売り上げが1000億円を突破。コンピューターが無作為に予想する「ビッグ」(1口300円)は全体の売り上げの約9割を占める。

 昨年は売り上げが総額948億円に落ち込んだため、今年はその1等の上限を2倍の12億円にあげる「MEGA BIG」を販売する予定だったが、新型コロナウイルスの猛威で先月16日からtotoの販売も休止中である。

 Jリーグの村井満チェアマン(60)によれば「1000億円近くある売り上げの中、その収益の4分の3はスポーツ振興にあてられる」。確かにその通りで今年度のスポーツ振興にあてる助成金は180・5億円もの巨額だ。東京五輪にむけた助成金も22億円にもおよび、バレーボールなどのボール競技にも今年は2・8億円の助成がある。

 totoの売り上げがアップすればそれぞれの助成金は多くなるという仕組みだ。Jリーグが再開しなければ来年の助成金はなくなってしまう。

 Jリーグでは、新型コロナ対策にむけた支援について村井チェアマンの私案が明らかになった。「Jリーグのクラブハウスは広い駐車場や人工芝などをもっているチームがある。屋外で仮設テントを張りPCR検査などに使えないだろうか」と20日、首相官邸の菅官房長官へ“直談判”に出向いた。

 ただ、6月の再開目指すJリーグも「(再開について)もはや我々単独で決められるものではない」(村井チェアマン)と、まだメドがたたない現状は全く変わらない。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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