荒木絵里香の覚悟 35歳目標は変わらない 東京五輪への挑戦やり抜く…書面インタビュー

引用元:スポーツ報知
荒木絵里香の覚悟 35歳目標は変わらない 東京五輪への挑戦やり抜く…書面インタビュー

 バレーボール全日本女子・荒木絵里香主将(35)=トヨタ車体=が、このほどスポーツ報知の書面による取材に応じた。新型コロナウイルス感染拡大防止による外出自粛に伴い、長女・和香さん(6)との過ごし方を明かし、「こんなに一日中、一緒に過ごすことは新生児の時以来」と語った。また、2012年ロンドン五輪銅メダリストは、1年延期となった東京五輪への熱い思いも吐露した。(取材・構成=久浦 真一)

 荒木が所属するトヨタ車体は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月11日以降、練習を休止。現在、千葉県内の自宅でトレーニングを続けている。

 「ランニングをしたり、家の中で体幹トレーニングやヨガをしたりしています。夫がいる時は、一緒にトレーニングを付き合ってくれます」

 今春、小学校に入学したばかりの和香さんも休校で自宅待機中だ。

 「こんなに一日中、一緒に過ごすことは、新生児以来だなとふと気づきました。『ママと一緒にいられてうれしい!』と言ってくれる娘に今まで本当に寂しい思いや、我慢をさせていたことを改めて感じています。大事にしていることは、娘の感性をしっかり見てあげること。可能性を最大限、引き出してあげたいということはいつも思っています」

 2013年にラグビー元日本代表の四宮洋平さん(41)と結婚し、一度は引退。14年に和香さんを出産すると、同年秋にコートに戻った。15年には全日本に復帰し、16年リオ五輪にも出場。競技に割く時間が多くなっていたが、今は“ステイホーム生活”を送る。

 「私が基本的に午前中トレーニングをすることが多いので、(娘は)そこに付き合うように横で遊びながら待ってくれていることが多いです。時々、私のマネをして一緒にやっていることもあったり、重り代わりになってくれたりもします。最近、ベランダでトマトとお花を植えて育て始めました。娘は小学校からの課題のアサガオを育てるのを今から楽しみにしています」

 荒木が明かした日々の過ごし方からは、娘との貴重な時間を楽しんでいる様子がうかがえる。

 「家の中では、一緒にお菓子を作ったり、工作をしたりして過ごしています。細かい作業をしたりすることが多くて、私も一緒になって夢中でやることも多かったり。入学式も延期になり小学校がずっと休校で、勉強の習慣をつけたいと思っているのですが、なかなか思うようにはいかず、一緒に横に座って私も英語の勉強をしてみたり、先生のマネをして授業風にしてみたり、いろんなアプローチをしている日々です」

 銅メダルを獲得した12年ロンドン五輪以来の主将を任されたが、東京大会は1年延期となった。

 「延期の決定を聞いた瞬間は正直、かなりショックでした。2020の夏を私自身、バレーボール選手としての集大成として考えていたし、家族の協力含めてプランもあったので。けれど、東京五輪への覚悟もあったので、家族とも話して数日後には切り替わりました。目標は変わらないし、挑戦することをあきらめることもできません」

 以前、自身がプレーする姿を子供に理解してもらう時までユニホームを着ていたいという思いがあった。

 「娘が生まれた頃によくこの話をしていましたが、成長した娘は全然望んでいないのが現状でした。ママが日本代表でプレーすることよりも、自分のそばにいてほしい思いの方が強く、『バレーボールやめて。他のママみたいにお家にいてほしい』と、はっきり言われたこともあります」

 選手として母として複雑な思いはあったが、荒木の来夏への決意は揺らいでいない。

 「東京五輪への挑戦は自分自身が覚悟を決めてやっていることだからやり抜きたいし、本当に私の勝手な解釈ですが、10年後でも20年後でも、私の今の挑戦がいつか娘の中で良い影響として受け止めてもらえる日が来るといいなと思っています」

報知新聞社

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